逆ねじ式

…戯作というより戯言

はじめに

1997年からずっと関わり続けてる沖縄・名護市における新基地建設問題について、ブログ記事を書くことにも飽いてしまっている。もう17年も経過した。自ずと同じ問題意識と問題が繰り返されることになる。あきらめないという意識だけは持続しているしあきらめる気などさらさらないが、組織的な活動に参画し続けることが苦手なだけに、どのように状況に関わるか距離感をつかみあぐねるところがある。ずっとそうだったしそうである。

突如、思いついたのだが、「なごなぐ雑記」という長年断続的だが続けているブログとは別に、芝居仕立てでダイアローグ(モノローグの場合もあるだろうし、ト書きだけの場合もあるだろう)を綴ってみようと思う。ネタは新聞の時事ニュースであったり友人知人から聞いた話や、沸き起こる自身の妄想。

80年代、20代の頃、東京演劇アンサンブルという劇団でブレヒトやウェスカーや賢治や安吾チェーホフなどの芝居づくりに触れた。どれもが私にとっては楽しい出来事だった。なかでも粉川哲夫さんと出会い、カフカの変身の芝居のテキストを書いて上演したのは、思考も実験も含めてほんとうに楽しかった。

90年代に故郷に戻り、小市民になろうといろいろ努力したが、1997年に新基地建設問題が火の粉のように降り掛かり、それからむにゃむにゃごにゃごにゃで人生は思い通りにいかないことを大いに知ることになる。

何一つ後悔しないが、航海する気が失せるのだけは恐い。

そういうわけで、このブログをはじめてみる。飽きっぽい性格故にすぐ凍結するか放置するかもしれないが、行けるところまでは行ってみる。

沖縄を、我々を追い込む流れに、逆ねじを喰らわす発声練習のつもりで、タイトルを「逆ねじ式」とした。

 

https://instagram.com/p/DO3wS/